生花店の仕事内容の中でも、色々なシーンでお花の需要があります。

その目的に応じてお客様がお花を使われるのですが、

その中で年間を通してのニーズや

それぞれの時期に応じた花の注文を業界用語で物日といいます。

それは、大きく分けて、3つの需要があります。

今回は、そんな年間を通して需要がある婚礼の花、お供えの花、ギフトの花について、

まとめてみたいと思います。

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■生花店の仕事内容の婚礼の花は?

私が、生花店のお店で、働くようになって特に驚いたことですが

土、日、祝日はとても忙しく残業する日が多いのにはびっくりしました。

なぜかと言えば、週末の特に大安、吉日になると盛んに結婚式が、

ホテルで何件も行われるからです。

地方の小さな田舎町ですが、その中でも一番大きなお店だったので

多くの婚礼のときに使うお花の注文がありました。

当然のことながら日中は店頭販売や注文されたお花の配達などで

とても忙しく走り回っているのです。

その忙しい日中の仕事が終わってからやっとのことで

次の日の婚礼の仕事に取り掛かるのでした。

毎週の土、日の夕方になると、今日は何時まで残業するのだろうかと、

いつも思っていました。

結婚式の前日には、遅くまで残業しながら、婚礼の日に間に合うように、

スタッフ全員でがんばって作っていたのでした。

一日の中で、婚礼が一軒だけならまだ余裕だったのですが、

たいていは、3軒~5軒のかけもちでしたので、

少ないスタッフで協力して準備しなければ、

とても間に合わない状態だったのでとても大変でした。

ですから、女性が中心の生花店のために、

少ない男性3人~4人の運転手たちまでも、手伝わされていたのでした。

見よう見まねで、作ったりしているうちに少しずつなれてきて

普段アレンジメントなど作った事がない自分も

徐々に、花に興味を持ち始めて面白さを感じて行くようになっていったのでした。

■生花店の仕事内容のお供えの花は?

毎日忙しく花の配達をしている中で、花屋で一番の需要があるのは、

なんと葬儀用のお花だったのです。

驚いたことにお店に並らんで売られているお花も

ほとんどがお祝用ではなくてお供え花が中心なのです。

それには、とても驚かされたことを今でもわすれられません。

特に生花店にとっての一番の収入源がなんと葬儀に使う

(花篭に入った生花やスタンドの器)に入っている生花が、

一番お客様からの注文が多い言うことが分かりました。

結婚式のお花とちがって葬儀用のお花は、注文がいつ来るかわかりません。

お亡くなリになる方は、一日に何人も亡くなることがありますし、

そうでない時もあります。

すぐに対応できるように常に、準備しておかなければならないのです。

そして、地元で有名な方がお亡くなられたりしたものでしたら、

すごい数の葬儀用のお花の注文があるのでその対応も大変でした。

今でも忘れられないのが地元でも有名な政治家の父親が

お亡くなりになったときには、

なんと葬儀用生花の注文が150基もあったのでした。

誰でも作れる物でもないので、作るスタッフも大変です。

そして、その時に花屋の仕事にも技術が必要な

国家資格があるということを初めて知ることになるのです。

このように、季節に関係なく需要がある葬儀用生花の注文が

コンスタントに入るようであれば、

大きな利益を上げることも可能になるのです。

特に近年は、葬儀の時に仏壇に飾る花祭壇の

生花アレンジの需要が高まっているので、

その売り上げも大きく期待出来るのでなおさらです。

ですので、私も、葬儀用生花を作り事に興味を持都と同時に、

自分でも作れるようになりたいと思うようになりました。

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■生花店の仕事内容のギフトのお花は?

生花店でよく言われる生花がよく売れる時期を業界用語で物日と言います。

春や秋のお彼岸、夏のお盆、そして年末におけるお正月花などがあります。

地域によっても多少違いがありますが、

まさにその時期こそ生花店にとっては、大きな売り上げを

上げられる時期なのです。

そこで、売上を上げられなかった時期を、

カバーすることのみならず年間の総売り上げを決定ずける大切な時期なのです。

物日の中でも春のお彼岸の時は毎年の事ですが、

生花店にとってはかなりの需要がありまして

お彼岸の中日をピークにしてその前日まで数日間の間は、

毎夜遅くまで残業の毎日でした。

これがまた大変で、その時期は、毎日、毎日が残業で眠気をこらえながら働いたものでした。

そして、何といっても年間のギフトの中でに、最大のイベントは、5月の母に日なのです。

皆さんもご存知か見しれませんが、母に日と言えば、カーネーションですよね。

当時は、ほとんどが、カーネーションの花束か、鉢物でしたが、

毎年で飽きられたのか(笑)今では、カーネーションにはこだわらずに、

お母さんが、好きなお花をプレゼントするようになっています。

そして、フラワーアレンジメントを送られる方もかなり増えていますね。

あと、枯れないお花のプリザーブドフラワーも多いですね。

もちろん、母の日当日にすべて配達するのですが、

凄い注文がありますので、何日も残業で、寝ないで制作した日もありました!

それから年末ではお正月用に生花で、

特にお正月用アレンジメントの需要が多くて

クリスマスの次の日から制作の準備をしなければ

とても注文に間に合わない程なのです!

毎年の事ですが、大みそかの夜遅くまでの仕事だったのですが、

とてもやりがいがありました。

■まとめ

このように、生花店の仕事内容は、それぞれのシーンによって、

いろんな需要があって、それに合わせた仕事をこなさなければなりません。

もちろん、大変な時もありますが、きれいな花に囲まれてする仕事は、とてもやりがいがあります。

これからも、お花を愛する人たちのために頑張りたいと思います。

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