花屋の仕事は見た目は、とてもお店が綺麗にされているし、お花もきれいなので、

はたから見ると楽で、楽しそうに見えますが、実際は、体力を使うきつい仕事でもあります。

もちろんそれだけなら誰もそんな仕事は続けることはできませんよね。

それでも仕事に慣れて、知識や技術を身につけることによって

すごく楽しくやりがいのある仕事になっていくのです。

今回は、そんなきつい仕事を乗り越えて楽しくなるための方法について

まとめてみたいと思います。

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■花屋の仕事はきつい?

だれもが、未経験で花屋の仕事を始めるのですが、

何もわからないのでまず最初は、掃除や雑用以外の仕事はやらせてもらえません。

いきなり何をやればいいのかわからないので、まず見習いという事になりますが、

私も最初は雑用ばかりで、言われたことをやっているのですが、退屈でしょうがなかったです。

花の水替えなど、体力を使う事がほとんどのために、結構きついなと思ったりしました。

でも今から考えてみると、なるほどと思えることが、ほとんどでした。

花屋に仕事はとにかく忙しくて、何も教えてもらえないので、

先輩がやっていることを見て、真似していくのが精いっぱいでした。

あとは寒い時期になると予想外だったのが、手があれてひび割れ状態で

痛くてそのケアが大変できつかったのを覚えています。

花につきものの虫などをを取り除くのは毎度の事でした。

あるときに、いつもは気を付けていたのですが、

忙しくて、無意識に毛虫を直接手で触って捨てたことがあって、

なんと次の日に、腕にたくさんのデキモノが出来てかゆくてかゆくて、

病院に行ったことがありました。治すのに一週間もかかりました。

それ以来、絶対に虫には、直接手で触らないよう気を付けました。

という事で、冬は水仕事がきついし、店の中は寒いし虫がいて汚れるなどと一見

「どんなにきつい仕事なんだ?」と思われるでしょうが、

仕事を覚えて自分が作った花束やアレンジメントをお客さんに喜んでもらったり

スタッフに認めてもらえたりしたときには、嬉しくてやりがいを感じると思いますよ!

■花屋に必要な知識とは?

花屋で働くようになってまず思ったことですが、

花について知らなければならないことがいっぱいあるという事でした。

花の知識は当然ですが、花の需要に必要な冠婚葬祭の事やそれに必要なマナーなどです。

何といっても花を売る仕事ですから、まず花の名前からして覚えなければなりません。

私は、もともとは花については、あまり興味がなかったものでしたから、

そこからのスタートでした。

花に興味がない人が花屋に勤めるなんて?(笑)

始めのころは、たくさんあるの花の名前を覚えられるのか不安で、先輩スタッフに

そのことを話したら、「大丈夫!気がついたら覚えているから」と言われ、

少しホットしたのを覚えています。確かにその通りでした。(笑)

冠婚葬祭それぞてについて、使う花材や花束やアレンジメントが違ってくるので、

そういったことに対する勉強が必要不可欠なことが解り、

私は、先輩スタッフに聞いても解らなかったことなど、専門書を買って、

(結構値段が高いです)自分なりに勉強したりしました。

そうやって学ぶことによって花の世界の奥深さが学べて、

花仕事に大いに役に立ちました。

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■花屋の資格とは?

私が、花屋で仕事を始めてから二年過ぎたころに社長に呼び止められて、

花屋の資格(フラワー装飾技能検定)を取らないかと言われたのでした。

私は花屋に国家資格があるなんて夢にも思っていなかっのでビックリしましたが、

興味があったので直ぐに、「解りましたやらせてください」と返事しました。

そのときの気持ちは、何か、「これからやるぞ!」と言うワクワク感がありました。

フラワー装飾技能士(フラワーそうしょくぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、

都道府県職業能力開発協会が実施する、フラワー装飾に関する学科および実技試験に合格した者をいう。

なお、試験問題作成は中央職業能力開発協会が行う。

生花をメインに、ブライダルブーケの製作、パーティーや葬儀場などの飾り、

フラワーアレンジメントパーティ会場の飾りつけなどフラワー装飾技能を証明する資格で、

日本でフラワーデザインに関する唯一の国家資格であり、名称独占資格である。

等級には、1級から3級まであり、それぞれ上級技能者、中級技能者、

初級技能者が通常有すべき技能の程度と位置づけられている。

引用:Wikipedia

厚生労働省が認定する、この国家資格は3級~1級まであり、

私は、実務経験が2年以上だったので2級を受験することになりました。

技能検定には、学科試験と実技試験があり、

実技試験に合格すると、次に学科試験が受けられるようになります。

技能検定試験が、行われるまでの間に講習会を含めて、3か月ありましたので、

仕事が終わってから、毎日2時間くらいお店に残って生花を使って練習しました。

もちろんお店のお花を使ってやるのですが、タダではないので練習用に花を買って

それで毎日合格するために頑張りました。

途中で何回かくじけそうになりましたが、先輩スタッフのアドバイスがあり

努力を続けた結果、3か月後の試験で合格したのでした。

その時の達成感は、格別なものがありました。

■まとめ

花屋の仕事は見た目以上にきつい所があるのは、ほんとうです。

しかし、それは全てやる気次第であり、クリアできるのです。

そして技術や知識を身に付けることができ、何より花や植物に囲まれてする仕事は、

たくさんのお客様に喜んでもらえるやりがいのある仕事なのではないでしょうか!

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